こんばんは、はっちです^^♪
太陽光発電について、
九州電力の事業用太陽光発電設備の接続を保留する。
という記事にショックを受けざるを得ません。
申請を受理しておいて、やっぱだめ。というのは、申請を受けた段階でわからないものかと思いますが。
世間的にNO!とは言えない風潮だったのでしょうか。
途中ではしごを外すような行為はやめてもらいたいですねo(_ _*)o
契約当時、太陽光発電のおすすめ文句として、良く以下の様なことを聞いていました。
全量売電は余剰売電とくらべて、全部売ることができるからオトク!
発電した電気は高値で売れるのに、それを余剰で使ってしまうのはもったいない!
余剰売電は10年間買取固定だけど、全量売電は20年間買取固定だよ!
ということで、半ば盲目的にそのことを信じていたのですが、色々と状況がわかってきました。
今回の九州電力の事業用太陽光発電の接続保留の記事を受けて、色々思い返してみることにします。
なお、自分の解釈が間違っている可能性がありますので、それぞれ気になるところは確認をお願いしますねm(_ _ )m
1,発電した電気は高値で売れるのに、余剰で使ってしまうのはもったいない?
これは各電力会社にもよるのですが、オール電化を選択した場合、2014年4月の値上げにより、昼間の電気代が非常に高くなっています。
中部電力を例に出しますと。(投稿時)
時間帯は
デイタイム 9時~17時
@ホームタイム 7時~9時、17時~23時
ナイトタイム 23時~翌朝7時
それぞれの料金は、
デイタイム 1kWhにつき 35.61円
@ホームタイム 1kWhにつき 25.43円
ナイトタイム 1kWhにつき 13.45円
となっています。
太陽光発電の9割はこの一番高い料金帯のデイタイムに発電します。
そして、今年度申請分の売電額は32円です。
発電した電気(32円)とデイタイムの電気(35.61円)を比較すると、
発電した電気を使用したほうが、電力会社から購入する電気を少なくすることができるため、安く済むことがわかりますね。
そして更に、全量売電の固定買い取り期間が終了する20年後を考えますと。
売電額が幾らになっているかわかりませんが、固定買取期間が終了と同時に恐らく売電額は、ガクンと下がるでしょう。
今より安い売電価格で売り、高い買電をすることになり、より顕著な差が出ることになると思います。
そうすると、更に、発電した電気を使用して、電力会社から購入する電気を少なくしたほうがオトクということになります。
20年経過後の太陽光発電設備がその後、どこまで使用できるか、メンテナンス費用と共に考えないといけないですが、パネル自体は、効率は低下してもずっと発電し続けてくれます。
全量売電を選択していた場合、20年後には、安い売電を行いながら、高い電気を電力会社から購入することになってしまいます。
だったら自分のところで使いたいよね~。φ(.. )
と思うのですが、そうは簡単には行きません。
余剰売電と全量売電では配線の系統が違うため、配線のやり直しが必要です。
これは壁を剥がしたり、天井剥がしたり、外壁に穴を空けたりと、あまり現実的ではありません。
ですので、
最初に全量売電か?余剰売電か?を選択することは重要な事になります。
2,余剰売電は10年間買取固定だけど、全量売電は20年間買取固定だよ?
資源エネルギー庁によると、10kW以上の太陽光発電設備でも余剰売電を選択することは制度上できるようです。
それも20年間固定買取で。
「制度上」と書かせていただいたのは、資源エネルギー庁が「できる」と言っていますが、電力会社が認めないところもあるようです。
自分の管轄地である、中部電力では、
10kW未満を家庭用とみなし余剰買取が適応される。
10kW以上を事業用とみなし全量買取が適応される。
この2つしか選択できないようです。
じゃぁ、ということで、( ̄ー ̄)悪巧み
当初、10kW未満の設置容量で余剰売電をしていたが、太陽光発電設備の増設により、10kw以上になった場合はどうかと言うと。
余剰売電のまま売電価格は据え置きで、20年間の固定買取となるようです。
余談ですが、
10kW未満で余剰売電申請をし、補助金をもらって、その後10kW以上に増設しても補助金の返還義務は無いそうですね。
ただし、余剰売電から全量売電に変更すると、家庭用から事業用への扱いの変更となり、補助金の返還義務が発生するそうです。
大掛かりな工事が必要なので、恐らくそんなことする人いないでしょうけど(-。-;)
参考HP:資源エネルギー庁
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/faq.html
これを聞いて、
ソーラーカーポートだけ後付で設置できないかな~なんて悪いこと考えるのは私だけでしょうか(悪)
こうやって調べていると、家庭用と事業用の違いは余剰売電か、全量売電か。というところにある気がしますね。
続けます。(^-^)/
3,全量売電は余剰売電とくらべて、全部売ることができるからオトク!?
売電と買電の単価が近接してきており、オトク度が少ないことは上記しましたが、
我が家のように売電価格38.8円であれば、本当にトクか?
と言われると、トクはトクです。
ですが、思った以上に影響が少ない気がします。
なぜなら。
昼間の使用電気量が少ないから。
です。
一条工務店から出されたパンフレットの例では、基本的に24時間冷暖房をした場合の電気代ですよね。(;´▽`A``検証してませんが多分
実際にそうしている人はどのぐらいの割合になるのかわかりませんが、我が家は今年の夏でも10日~20日ほどしか冷房を付けていません。
8月の電気代の明細が来ましたが、デイタイム(一番高い時間帯)の使用電力割合は全体の15%程度です。
この15%が全て太陽光発電で賄ったとすれば、月々100円~200円程度の差が出てきますが、これは全体の1~2%程度にしか過ぎません。
冬場の床暖房はまだあまり経験していないためよくわかりませんが、夏場よりは、この金額差が多少大きくなりそうですね。
ですが、これを見ていると、
余剰売電にしても、全量売電にしてもさほど影響が無かったのではないか。
と思ってしまいます。
むしろ、
電圧抑制が発生して、電気をムダに捨てているぐらいなら、余剰売電にして少しでも我が家に使ったほうが良かった。
ぐらい思っています。
余剰売電を選択することで、電圧抑制は起きにくくなりますしね。
先週の土曜日はついに電圧抑制時間が3時間を超えてきました。
発電カーブが可愛そうなことになっています。
さらに上記した20年後のことも考えると、「10kW以上の余剰売電」を選択することが我が家ではベストだったなと思います。
中部電力ではできない(らしい)ですけどね。(´・ω・`)担当者に確認しています。
経済産業省ができるよ。と言っているので、その辺りなんとかならないのかと思いますが。
我が家の場合、建築してしまっているので、最早それは叶わぬ夢ですが、当時を思うと、検討も情報もまったく足りなかったなと思います。
最後に。
今回の九州電力の事業用太陽光発電の接続保留の情報は、非常に残念なものと思います。
太陽光発電設備の申請だけして、高い売電額を保持しているだけで建築していない。という申請が、全体の3/4だとか聞いています。
少し前に、申請だけして放置してある申請を取り消す。という処分が行われているはずです。
それらを整理して、実情はどれぐらいか?
というのを計るための保留だと思いたいですが、元々ザルな制度。
そのツケが見事にかかってきてしまっていますね。
とりさん情報によりますと、北海道では少し前から全量買取を保留しているようです。
一方で、余剰買取であれば、申請はすんなりと行っていたようです。
とりさん勝手にすみません。間違ってたらなおさらすみません^^;
今回の記事は、
全量売電か余剰売電かが事業用か家庭用かの判断の違いであるなら、
20年間固定買取の余剰売電を選択するための一助になればと思い、記事にしました。
制度上は可能なはずです。
チラリと10kW以上余剰売電をやったという話も聞いたことがあります。
後、
途中、さらっと書きましたが、
例え10kW以上は事業用だ!と言われても、
9.9kWで余剰売電契約をして、残りの太陽光設備を建築後の増設扱いにできれば、九州電力でも、設置、接続が出来ますね。
ただの素人考えですので参考程度に^^;
変更手続きが大変が増える分煩雑になりますが、なんとかならないものかとも思います。(σ・∀・)σねぇねぇ一条さん。
九州電力さん、北海道電力さんには、その辺り、柔軟な対応を頂き、ぜひとも今回の保留の件に関して、迅速な回答をお願いしたいと思います。
長い記事読んで頂きありがとうございますm(_ _ )m
それでは~ヾ( ´ー`)
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そんなことここで言ってもね~なんて言わないで(^▽^;)